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2008年4月30日 (水)

戦場ヶ原(08/4/30)

日時:2008年4月30日(水)10:00~15:30
市区町村:栃木県日光市
場所:戦場ヶ原
天候:快晴
観察種:
 マガモ
 コガモ
 ヒドリガモ
 トビ
 ノスリ
 オオジシギ
 ヒメアマツバメ
 アカゲラ
 コゲラ
 ツバメ
 イワツバメ
 ヒヨドリ
 モズ
 カワガラス
 ミソサザイ
 ノビタキ
 ウグイス
 センダイムシクイ
 コサメビタキ
 コガラ
 ヒガラ
 シジュウカラ
 ゴジュウカラ
 アオジ
 スズメ
 ムクドリ
 ハシブトガラス
 (以上27種)

全国的に暖かい一日でしたが、標高が1400m程ある戦場ヶ原でも汗ばむ程の暖かさでした。
オオジシギの「ズビヤク、ズビヤク」という声は何度も聞こえましたが、距離があり姿を見ることはできませんでした。

ノビタキの♂♀があちらこちらで見られました。♂は頭の黒い夏羽です。

2008年4月28日 (月)

那須高原(08/4/28)

日時:2008年4月28日(月) 9:40~11:20
市区町村名:栃木県那須郡那須町
場所:那須高原
天候:曇り時々晴れ
観察種
 フクロウ(1)
 アオゲラ
 コゲラ
 サンショウクイ(1)
 ヒヨドリ
 ウグイス(S)
 センダイムシクイ
 キビタキ(1)
 コサメビタキ(1)
 コガラ
 ヒガラ
 ヤマガラ
 シジュウカラ
 キバシリ(1)
 カワラヒワ(S)
 (以上15種)

夏鳥のサンショウクイ、センダイムシクイ、キビタキ、コサメビタキは既に到着したようですが、オオルリ、クロツグミ、サンコウチョウはまだのようです。
到着したばかりの夏鳥達は、まださえずりが少なく、森の中は比較的静かです。
久しぶりにフクロウ、キバシリに会うことが出来ました。

2008年4月26日 (土)

トウネン(シギ科、三番瀬08/4/25)夏羽

大きさが全然ちがうのですが、夏羽1羽だけで居るとミユビシギとそっくりで、一瞬識別に迷います。20080425tounen
でもミユビシギはその名前の通り、趾(足の指)は前方に3本しかないのです。
トウネンは後趾があり、4本指です。
ちょうど後趾が良く見えるところで立ち止まりました。
短い後趾(第1趾)が見えます。

それとミユビシギは餌捕りのスピードが凄く早くて、右に左にと動き回り、なかなかシャッターチャンスがありません。
一方、トウネンは比較的ノンビリと餌捕りをしますので、シャッターチャンスが多いように思います。

三番瀬(08/4/25)

日時:2008年4月25日(金) 10:00~11:50
市区町村名:千葉県船橋市
場所:三番瀬
天候:曇り
観察種
 カワウ
 ダイサギ
 コサギ
 アオサギ
 ヒドリガモ
 スズガモ
 オオバン
 ミヤコドリ
 シロチドリ
 メダイチドリ
 ダイゼン
 キョウジョシギ
 トウネン
 ハマシギ
 ミユビシギ
 キアシシギ(3)
 ソリハシシギ(1)
 オオソリハシシギ
 ダイシャクシギ(1)
 チュウシャクシギ
 ユリカモメ
 セグロカモメ
 カモメ
 コアジサシ
 ツバメ
 ハクセキレイ
 セッカ(S)
 スズメ
 ムクドリ
 ハシボソガラス
 (以上30種)

キアシシギ、ソリハシシギが加わりました。

2008年4月25日 (金)

マヒワ(アトリ科、山中湖岸別荘地08/4/28)

1時間に一回程、6羽の群で定期的に水場にやってきます。
20080423mahiwaオスが2羽混じっており、鮮やかな黄色をしています。
マヒワ達は、短い行水であっと言う間に飛び去って行きます。

2008年4月24日 (木)

アトリ♀(アトリ科、山中湖岸別荘地08/4/23)

入浴中のアトリ嬢。
20080423atri2随分と長湯でした。間もなく北に向かうのかもしれません。
後ろでは、メジロも派手に水浴び中です。

お風呂上りは近くの枝に止まって、しばし休憩です。
20080423atri_2もう1羽近くに居たのですが、結局水場には降りてきませんでした。

2008年4月23日 (水)

オオルリ♂(ヒタキ科、山中湖岸別荘地08/4/23)

夏鳥と言えば何と言ってもオオルリですね。
今期初めて会えました。
20080423ooruriしばらくの間、こずえの上のほうでさえずりながら周囲を回っていたようですが、やがて水浴びに水場まで降りて来てくれました。
鮮やかな瑠璃色の個体でした。

この後、さえずりも聞こえなくなりましたが、夕方にもう一度聞くことができました。

山中湖岸別荘地(08/4/23)

日時:2008年4月23日(水) 9:30~16:00
市区町村名:山梨県山中湖村
場所:山中湖岸別荘地
天候:曇り時々晴れ
観察種
 キジバト
 アオゲラ(C)
 キセキレイ(1)
 ヒヨドリ
 クロツグミ(1)
 ウグイス(S)
 センダイムシクイ
 キビタキ(♂1)
 オオルリ(♂1)
 エナガ
 コガラ
 ヒガラ
 ヤマガラ
 シジュウカラ
 メジロ
 カシラダカ(1)夏羽
 アトリ(2)
 マヒワ(♂2♀4)
 ハシブトガラス
 (以上19種)

オオルリ、キビタキ、クロツグミと夏鳥がそろってきましたが、朝から夕方まで待ってそれぞれ1,2回の出現頻度です。
センダイムシクイは頻繁に現れて、「チヨチヨビー」と元気良く鳴いています。

冬鳥のカシラダカ、アトリ、マヒワがまだ残っています。
カシラダカは綺麗な夏羽です。まもなく渡去することでしょう。

2008年4月22日 (火)

チュウサギ(サギ科、葛西臨海公園08/4/21)

葦原に6羽のチュウサギが餌捕りのために集まっています。
1羽が何かを捕まえました。
20080421chuusagiドジョウでしょうか?

2008年4月21日 (月)

シマアジ♂(カモ科、葛西臨海公園08/4/21)

シマアジと聞くと、「お刺身にしたら美味しそう」と、つい思ってしまいます。
でもこのシマアジはアジ科ではなくカモ科です。お刺身にしてはいけません。
20080421simaajiこの白い眉斑は遠くから見ても、見間違うことはありません。

漢字で書けば「縞味」らしいです(ちなみに魚の方は「縞鯵」)。
本来、シマは「縞」ではなく「島」のことで、離島等にいる珍しい鳥を指すことばのようです。アジは「アヂガモ」で、コガモなどの小型のカモのことのようです。

西日本には多いらしいですが、関東ではちょっと珍しい。カモ科では珍しい旅鳥で、同じ場所に長居はしないようです。
初見・初撮でした。

葛西臨海公園(08/4/21)

日時:2008年4月21日(月) 9:20~11:40
市区町村名:東京都江戸川区
場所:葛西臨海公園
天候:曇り時々晴れ
観察種
 カイツブリ
 ハジロカイツブリ
 カンムリカイツブリ
 カワウ
 ダイサギ
 チュウサギ(6)
 コサギ
 アオサギ
 カルガモ
 コガモ
 オカヨシガモ
 ヒドリガモ
 シマアジ(♂1)
 ハシビロガモ
 キンクロハジロ
 スズガモ
 ミサゴ(1)
 チュウヒ(1)
 バン(1)
 オオバン
 ミヤコドリ(4)
 コチドリ(2)
 キョウジョシギ(5+-)
 チュウシャクシギ(20+-)
 ユリカモメ
 セグロカモメ
 オオセグロカモメ(1)
 カモメ(1)
 コアジサシ(1)
 キジバト
 ヒバリ(S)
 ツバメ
 ハクセキレイ
 ヒヨドリ
 シロハラ
 ツグミ
 ウグイス(S)
 シジュウカラ
 メジロ
 アオジ
 スズメ
 ムクドリ
 オナガ
 ハシブトガラス
 ドバト
 (以上45種)

1ヶ月半振りの葛西臨海公園でした。
通称「田圃」にチュウサギが群れていました。チュウサギは今期初認でした。

先々週シマアジが出たとのことで、見たいけど、もう居ないんだろうな~と思いながら淡水池を覗くと、直ぐに見つかりました。先々週の個体と同じなのかどうか、分かりません。初見でした。

シギチの数・種類は多くありません。

2008年4月20日 (日)

ムサシキスゲとウグイス

ムサシキスゲは、ニッコウキスゲの近縁種で、ここ浅間山だけに自生しているそうです。
20080420musasikisuge花期は5月で、山全体が黄色い花に包まれるそうです。
今の時期は咲き初めで、僅かに2輪のみ咲いていました。
これは、その内の1輪。満開になるのは間もなくのようです。


付近の藪でウグイスが盛んに囀っています。ほんの数メートル程の距離のようですが、姿か見えません。

しばらく静かに待っていると、上の枝に出てきてくれました。
20080420uguisu2喉を膨らませって、これでもかと鳴いています。


都立浅間山公園
(2008.4.20)

2008年4月18日 (金)

オオソリハシシギ(シギ科、谷津干潟08/4/16)夏羽

すっかり夏羽のオオソリハシシギです。
20080416oosori
干潟の奥に80羽程が集まっていましたが、数羽がこちらの岸の近くまで来てくれました。

手前のコサギは婚姻色で、目先がピンク色に染まっていました。

2008年4月17日 (木)

ムナグロ(チドリ科、谷津干潟08/4/16)

ダイゼンによく似ていますが、一回り小さくて、上面に黄色の斑があります。
20080416munaguro夏羽ではダイゼンと同様にお腹が真っ黒になりますが、今は少しお腹が黒くなってきたところ。

谷津干潟(08/4/16)

日時:2008年4月16日(水) 13:00~14:40
市区町村名:千葉県習志野市
場所:谷津干潟
天候:曇り
観察種
 カワウ
 ダイサギ
 コサギ
 アオサギ
 カルガモ
 コガモ
 ヒドリガモ
 オナガガモ
 ハシビロガモ
 チョウゲンボウ(?1)
 バン(1)
 メダイチドリ(100+-)
 ムナグロ(1)
 ダイゼン
 キョウジョシギ(20+-)
 ハマシギ(1500+-)
 オバシギ(2)
 オオソリハシシギ(80+-)
 ユリカモメ
 コアジサシ(1)
 キジバト
 ツバメ
 ハクセキレイ
 ヒヨドリ
 カワラヒワ
 スズメ
 ムクドリ
 オナガ
 ハシブトガラス
 ドバト
 (以上30種)

三番瀬で見つけられなかったコアジサシ、オオソリハシシギ、オバシギはこちらに移動していたようです。メダイ、キョウジョ、オオソリはずいぶんと数が増えていましたが、コアジサシは相変わらず1羽です。

一時マンションの上空に現れたチョウゲンボウと思しきタカの陰にシギチが一斉に飛び立ちましたが、飛び去ることなく間もなく戻ってきました。

たたずむイソシギ

幕張のお隣、習志野市の海岸はテトラポッドだらけの海岸で、なんとも味気ないようですが、渡りの季節には岩場の好きなシギが入ることがあるようです。

幕張から三番瀬に向かう途中、少し寄ってみました。
20080416isosigi 残念ながら渡りの途中のシギは居らず、留鳥のイソシギ(シギ科)のみ。
凪いだ海面を背景に、かなりすり減ったテトラポッドの上で静かにたたずんでいました。

茜浜
(2008.4.16)

2008年4月16日 (水)

アサリ捕ったど~!

干潟にアサリがいっぱい見えます。明日の潮干狩り場のオープンに備えて、人が撒いたものでしょう。

そのアサリをキョウジョシギが突きます。
20080416kyoujo意外と簡単に中身が取れました。口の開いている貝を選んで食べているようです。

周りを見ると、口が開いた中身の無い貝がいっぱい落ちています。シギに食べられてしまったのでしょう。
これはシギの餌付けをやっているようなものですね。

キョウジョシギは今シーズン初めて見ましたが、このアサリを目当てにやってきたのかもしれませんね。


三番瀬
(2008.4.16)

三番瀬(08/4/16)

日時:2008年4月16日(水) 10:00~11:40
市区町村名:千葉県船橋市
場所:三番瀬
天候:晴れ
観察種
 ハジロカイツブリ(50+)
 カンムリカイツブリ
 カワウ
 ダイサギ
 コサギ
 ヒドリガモ
 スズガモ
 オオバン
 ミヤコドリ(80+)
 コチドリ(1)
 シロチドリ
 メダイチドリ
 ダイゼン
 キョウジョシギ
 ハマシギ
 ミユビシギ
 ホウロクシギ(2)
 チュウシャクシギ(4)
 ユリカモメ
 セグロカモメ
 ヒバリ(S)
 ツバメ
 ハクセキレイ
 セッカ(S)
 カワラヒワ
 スズメ
 ムクドリ
 ハシブトガラス
 ドバト
 (以上29種)

幕張メッセに出かけた帰りに、先週に続いて三番瀬に寄って見ました。
完全に潮が引いた状態です。これから潮が徐々に満ちてこようかというタイミングで、観察にはあまりよくない条件です。それに明日からの潮干狩り解禁に備えてか、潮干狩り場には入れないようになっているので、鳥達にあまり近づけません。
鳥達にとっては良い条件かも知れません(それも今日までですが)。

潮汐の悪さもありますが、ここのところの暖かさのせいか、先週に比べて冬鳥がだいぶ減ったように思います。また先週いたコアジサシ、オオソリハシシギ、オバシギなどが見当たりません。
代わりにチュウシャクシギ、キョウジョシギが新たに加わりました。

昼前に大きな赤い鷲が上空を飛んで、鳥たちは一斉に飛び去り、鳥見は終了。
20080416para他人の趣味に文句を言いたくはありませんが、下界で大勢の人が鳥見をしているのを知りながら、わざわざその上空を飛ぶというのは、どう言う神経をしているのでしょうか?
(鳥達に負荷を掛けている身なので、大きいことはいえませんが)

2008年4月15日 (火)

ガビチョウ夫婦

関東各地からオオルリやキビタキなどの夏鳥渡来の便りが届いています。
そこで地元公園へ様子を見に行きましたが、残念ながらここにはまだ夏鳥は来ていない様子です。

代わりにガビチョウのトロピカルなさえずりがにぎやかです。
でも藪の中にいて、なかなか表に姿を現しません。
ようやく隙間からガビチョウの勾玉型の目が2つ見えました。この2羽はすごく仲がよさそうで、番のようです。
20080415gabi しばらくして他の番が近付いて来ました。するともの凄い勢いでバトルが始まりました。縄張り争いのようです。決着がついたのか、1分ほどで離れていきました。

ガビチョウは、この辺りの公園ではもう普通種になりつつあります。
他にカルガモ、キジバト、アオゲラ、コゲラ、ビンズイ、ヒヨドリ、シロハラ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、シメ、ハシブトガラス、コジュケイなどが見られました。


生田緑地公園
(2008.4.15)

2008年4月13日 (日)

春の花と黄金虫

カタクリ等早春の花が枯れ始め、春の花が最盛期を迎えています。

湿生植物園の中にニリンソウ(キンポウゲ科)の群落があり、今が満開です。
20080412nirin数日前までは1輪+蕾だったのが、今日はしっかりと2輪咲いています。


ニリンソウの群落のそばではオドリコソウ(シソ科)が咲いています。
20080412odoriko葉はシソの葉(オオバ)とそっくりです。
子分のヒメオドリコソウの方は、ほとんど花が終わっていますが、こちらは最盛期のようです。


遊歩道の階段に紫色のセンチコガネ(センチコガネ科)が1匹。
20080412senti飛ぼうとしていますが、上手く飛べないようです。
センチコガネは卵越冬とのこと、羽化したばかりなのかもしれません。

ちなみにセンチとは、雪隠(せっちん、トイレ)のことで、動物の糞に取り付くところからの命名です。「1センチくらいの小さいコガネムシ」と思ったのは誰ですか?
実際大きさは14~20mmで1センチより大きいんです。


東高根森林公園
(2008.4.12)

2008年4月12日 (土)

ハナイカダとトモ君の行方

ブランチで出かけたついでに、地元の公園へ。この時期、土日は駐車場が有料(540円也)になるので、少し痛いです。

先日見られなかったトモエガモの確認にいきましたが、やっぱり居ません。
8日から見られていないようですので、終認日は4月7日ということになります(在りし日?の雄姿はこちら)。
そうすると7日の夜に旅立ったことになりますが、8日は全国的に暴風雨だったので、少し心配です。
今年の秋に元気に戻って来てくれると嬉しいのですが・・・

園内は初春の花は終盤で、枯れかかったものが多く見られます。
そんな中でハナイカダ(ミズキ科)を見つけました。
20080412hanaikada葉の中央に花を咲かせるという、ちょっと変わった植物です。
雌雄異株で、これは雄株です。1枚の葉の上に花が1つなら雌株、複数あれば雄株です。

まだ蕾のようですが、たとえ咲いても緑色のままで、先が4つに割れて、白い小さな雄しべが見える程度で、あまり目だたない花です。
夏になると、雌株は葉の中央に黒い実を付けます。

オバシギ(シギ科、三番瀬08/4/11)

日が西に大きく傾き、潮が戻して来た頃、干潟にシギ・チドリ類も戻ってきました。
ハマシギの大集団の外れで、ハマシギより一回り大きいシギが数羽で採食中です。
20080411obasigi夏羽のオバシギです。
嘴を水中に入れたまま、一心不乱に餌を探します。

いつもハマシギのそばで採食にいるような気がします。ハマシギが危険を早めに察知してくれるので、安心して餌が捕れるのかもしれません。

2008年4月11日 (金)

空を飛ぶのは鳥だけではありません

ハマシギの小集団が海面すれすれを素早く通り過ぎます。
20080411hamasigi同じ海面を見ていると、他にも飛ぶものがいます。
20080411boraボラのジャンプです。
こちらは飛ぶというよりも、「跳ぶ」のほうでしょうか?

なかなかシャッターチャンスが難しいのですが、よく観察していると、時々3段跳びのように連続ジャンプするときがあります。その時がシャターチャンスです。

三番瀬
(2008.4.11)

三番瀬(08/4/11)

日時:2008年4月11日(金) 9:30~17:00
市区町村名:千葉県船橋市
場所:三番瀬
天候:快晴
観察種
 ハジロカイツブリ(10+)夏羽
 カンムリカイツブリ(1)夏羽
 カワウ
 ダイサギ
 コサギ
 アオサギ(1)
 ヒドリガモ
 アメリカヒドリ(♂1)
 スズガモ
 ウミアイサ(♂1)
 ハヤブサ(1)
 オオバン
 ミヤコドリ
 ハジロコチドリ(1)
 シロチドリ
 メダイチドリ
 ダイゼン
 ヨーロッパトウネン(1)
 トウネン
 ハマシギ
 オバシギ(5+)
 ミユビシギ
 オオソリハシシギ(10+)
 ホウロクシギ(1)
 ユリカモメ
 セグロカモメ
 カモメ
 ウミネコ(1)
 コアジサシ(1)
 ツバメ
 ハクセキレイ
 ヒヨドリ
 イソヒヨドリ(♂1)
 ツグミ
 セッカ(S)
 オオジュリン
 スズメ
 ムクドリ
 ハシボソガラス
 (以上39種)

コアジサシ1羽が渡来していました。1週間ほど前から居るとのこと、気の早い個体です。
カモ類・カイツブリ類はグッと数が減ったようですが、アメリカヒドリ、ウミアイサは遥か遠くに辛うじて見ることが出来ました。
冬鳥が去り、春の渡りがいよいよ本格化してきたようです。

葦原にはオオジュリンが数羽残っていました。
同じ葦原でセッカのさえずりが聞こえましたが、姿は確認できませんでした。

昼頃にハヤブサが上空に現れると、干潟にいたシギチ類は、アッというまにどこかに飛んでいってしまい、干潟は急に寂しくなりました。

帰りがけに、遥か遠くの堤防の上に青いイソヒヨドリを見つけました。

2008年4月10日 (木)

紫の花と水浴びをする鳥

園内は鳥の気配は少なく、ヒヨドリの声だけが聞こえてきます。

この時期、紫の花が多いような気がします。
20080409genge田圃のそばにゲンゲ(マメ科)が咲いています。標準和名はゲンゲですが、一般にはレンゲ(蓮華)またはレンゲソウと呼ばれます。

私の故郷では昔、春になると田圃が一面レンゲの花に覆われていたのを思い出します。
その頃は、あまり花を愛でる気持ちは無くて、友達とレンゲの花の中を走り回って踏み潰していたような気がします。

もうひとつ、この時期に目だつ紫の花。
20080409murasakikemanムラサキケマン(ケシ科)です。大分前から咲いているので、そろそろ終盤でしょうか?

写真を撮っていると、近くの水の流れの中からバシャバシャと音が聞こえてきました。
大き目の鳥が水浴びをしているようです。
20080409sirohara枝の隙間から辛うじて見えます。最初はキジバトかと思いましたが、良く見ると上面が模様の無い茶褐色。シロハラのようです。

外側尾羽の白斑が目だちます。これはシロハラの特徴ですが、いつも林床で枯葉を巻き上げているばかりで、開いた尾羽は滅多に見れないような気がします。

その他園内では、アオジ、ホオジロ、アオゲラ、シジュウカラ、コゲラ、シメ、ツバメなどを確認。
夏鳥の本格的な渡来はもう少し先のようですが、オオルリやキビタキが見れるのが楽しみです。

帰りにトモ君の様子を見に行きましたが、姿は見えません。
昨日から見かけられていないようです。

生田緑地公園
(2008.4.9)

2008年4月 8日 (火)

イカリソウとトモ君の行方

今日は朝から風雨が強く、何処へも出かけられそうにない天候です。

昨日(7日)も雨の予報でしたが、それでも日中は一時的に雨が上がりました。出かけた帰りがけに短時間ですが、雨の合間を縫って近所の公園を覗いて来ました。
20080407ikari1薄いピンクのイカリソウが斜面に咲いています。白い品種もあるようです。

水辺でも花が咲き始めました。
20080407enkousouエンコウソウのようです。まだ咲いているのは数輪です。
花期は5~6月とのことですが、少し気の早い株があるようです。

近くの池にはいつものトモ君がいました。
20080407tomoe 先日は姿が見えず、気に掛かっていたのですが、何人かの方にまだ居たよと連絡をいただきました。ありがとうございました。

池にはカルガモが居なくなりましたが、トモ君一人で静かに過ごしているようです。さて、いつまで居てくれることやら。

ちなみにカルガモの番は園内の水路沿いでよく見かけます。アオジやツグミ、エナガもまだ居ました。

2008年4月 7日 (月)

ゴカイの災難

10羽程のメダイチドリの群が干潟に出来た水溜りで採食中です。
少し歩いては立ち止まり水中を見つめます。
20080407medai0

エサを見つけると素早く寄って捕まえると、ゆっくりと引っ張り出します。20080407medai1_3
ゴカイでしょうか、自分の身長以上に伸びます。身体を反らして、最後まで切れないように慎重に引っ張ります。

ゴカイからすれば突然の災難ですが、メダイチドリにとっては最高のご馳走のようです。
20080407medai2_2ようやく抜けました。
この後は目にも止まらぬ速さでスルッと飲み込みます。

20080407daizenダイゼンも同じ水溜りでゴカイ捕りに余念がありません。
僅かにお腹が黒くなってきているようです。


干潟には、他にダイシャクシギ、ハマシギ、ミユビシギ、シロチドリ程度で、まだ旅鳥のシギチの数は少ないようです。

海面にはカワウの大群、スズガモ、ヒドリガモ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリなどを確認。

写真を撮っていると、予報通り10時過ぎには小雨が降ってきました。だんだんと雨足が強くなって来て土砂降り状態に。雨宿りをして小雨になるのを待って、早々に引き揚げました。



三番瀬
(2008.4.7)

2008年4月 6日 (日)

イカルチドリ(チドリ科、相模川08/4/6)

ヤマセミ狙いで出かけた相模川の河原ではあるが、一度現れたきりで、その後は来てくれない。その一度のチャンスも、証拠写真にもならない写真ばかり。

そこで遠くの河原に見え隠れするイカルチドリに浮気。
少し陽炎が出て、写りはよくないが、今日撮れた内で最もまともな写真です。
20080406ikarutidori旅鳥または冬鳥が多いチドリ科の鳥の中で、イカルチドリは珍しく漂鳥または留鳥で、少し内陸の河原に行けば一年中居るチドリです。
でも、河原の石ころと同じような色と大きさをしているせいか、見つけるのは意外と難しい。

コチドリに良く似ているが、コチドリよりかなり大きい(イカルチドリ L=21cm:コチドリ L=16cm)。

2008年4月 5日 (土)

カタクリの花とトモ君の行方

園内ではカタクリの開花がピークのようです。
20080404katakuriこの花は花びらの先がカールしていて、花のピークを過ぎたのかもしれません。

園内の池では昨年の秋からいたトモ君の姿が見当たりません。1日には確認できています。他のカルガモ達の姿も見えません。

カルガモと一緒にどこかに遊びに行っているのか、あるいはシベリアへ帰って行ったのか?少し気に掛かります。


東高根森林公園
(2008.4.4)

2008年4月 2日 (水)

地に落ちた烏の巣

地元の公園へ徒歩で向かう途中、街路樹のケヤキの根元に枯枝の塊が落ちているところを見つけました。
地元といっても4km程はあるので、いつもは車で行くのですが、こういう発見は徒歩でないと難しいでしょうね。
20080401karasunosuこれはカラスの巣の残骸のようです。
この日は強風が吹き荒れており、おそらくこのケヤキの樹の上にあった巣が風に耐え切れずに落ちてきたのでしょう。
他にも色んなものが飛んでいたので、ちょっとした台風並みの強風だったようです。

枯枝に混じって青と白の針金ハンガーが見えます。
カラスの巣は再利用されるようですが、強風で落ちてしまうようでは安心して子育てができません。
もっとしっかりとした巣に作り直したほうがいいですよ(そこのカススさんへ)。


川崎市宮前区平
(2008.4.1)

2008年4月 1日 (火)

ビロードツリアブ(ツリアブ科)

車の買換えのため、ここ10日ほど車の無い生活を過ごしています。ガソリンスタンドに貼られた値下げ時期のお知らせも、余裕で見ています。
ということで、徒歩でガソリン代も電車代も掛からない地元の公園へ。

案の定、鳥はあまりいません。冬鳥ではシロハラ、アオジはまだいますが、夏鳥はツバメのみ。

代わりに色んな昆虫が出てきているようですが、風が強かったせいか、蝶はあまり飛んでいません。

そんな中で口吻の長いアブがあちこちでホバリングしています。
時々落葉の上に止まりますが、近付くとすぐに逃げてしまいます。
20080401biroudoturiabu図鑑で調べるとビロードツリアブのようです。
全身がビロードのような毛に覆われています。
ツリアブは「吊り虻」で、ホバリングがまるで吊り下げられているように見えるところから。
都会にもいる普通種です。


生田緑地
(2008.4.1)

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