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2008年8月30日 (土)

ルリモンハナバチ(コシブトハナバチ科)

チョット珍しい青いハチがいるとのことで、キバナコスモスの前で暫し待っていると、間もなくしてやってきました。
20080829rurimon黒い身体に青い横斑が入った美しい蜂、ルリモンハナバチです。青い斑は短い毛で出来ているとのことです。

晩夏から秋に掛けて発生する蜂で、巣は作らず幼虫は他の蜂に寄生するとのこと。


東高根森林公園
(2008.8.29)

アカボシゴマダラ(タテハチョウ科)

最初はアサギマダラかと思ったのですが・・・
ひらひらと飛び回ったあと、ようやく小さいヤマクワの樹に止まってくれました。
20080829akabosi1似ていますがアサギマダラとはチョット違うようです。主に東アジアの大陸部に分布するアカボシゴマダラのようです。日本では奄美大島など、極限られた場所に分布する蝶です。

後翅にハッキリとした赤い斑が並んでいます。
20080829akabosi2この蝶が、ここ十年程の間に藤沢市などの神奈川県南部を中心に分布を広げているとのことです。ついに川崎までやってきたということでしょうか?
蝶マニアがゲリラ放蝶したものと考えられており、要注意外来生物に指定されています。

綺麗な蝶ですが、こんな蝶が増えるのも困ったものです。


東高根森林公園
(2008.8.29)

2008年8月28日 (木)

アオサギ(サギ科、東京港野鳥公園08/8/27)

干潟で一番存在感のある鳥です。
20080827aosagi魚を探しながら水辺をゆっくりと歩いていきますが、簡単には捕れません。

2008年8月27日 (水)

シベリアオオハシシギ(シギ科、東京港野鳥公園08/8/27)

天気予報に反して朝から日が差していたので、シベリアオオハシシギのリベンジに出かけました。

オオソリハシシギやオグロシギが抜けてしまった寂しい干潟。一緒に渡ったのかと思いましたが、ネイチャーセンター前の干潟を探すとまだ残っていてくれました。

潮が満ちて観察舎前の干潟に来てくれるのを待ちましたが、結局アオアシシギとともに、ネイチャーセンター前の島に降立ちました。
20080827siberiaまだ50m程の距離があるうえに、葦の隙間から辛うじて見える状態でした。なかなか上手くいかないものです。

2008年8月24日 (日)

ヤマクダマキモドキ(キリギリス科)

タブノキの緑色の葉の上に、これまた緑色の葉っぱのようなバッタが止まっていました。
20080822yamakudamakiキリギリス科のヤマクダマキモドキのようです。近似種のサトクダマキモドキは前脚が緑色、こちらは赤紫色がかっています。

緑の葉に擬態しているのでしょうか?緑の葉の中に居ると目だちませ。

体長は5cmほどですが、体長より長く赤い触覚を持っています。何故か触覚をお腹の方に伸ばして、更に折り返しています。

東京港野鳥公園
(2008.8.22)

2008年8月23日 (土)

ササゴイ(サギ科、東京港野鳥公園08/8/22)

観察舎の対岸でササゴイが魚を狙って水面を覗き込みます。
20080822sasagoi30分ほどの間、ゆっくりと場所変えながら魚を狙っていましたが、結局一度も捕れませんでした。魚をくわえたところを撮りたかったのですが、そう簡単には捕れない(撮れない)ようです。

2008年8月22日 (金)

シベリアオオハシシギ(シギ科、東京港野鳥公園08/8/22)

ちょっと珍しいシギが干潟にやってきました。
20080822siberiaシベリアオオハシシギです。17日から滞在しているとのことです。

潮が引いている間は自然観察センターから離れた干潟にいて、写真を撮るにはガラス窓越しとなるため、クリアーに撮るのは難しい状況です。初見初撮でしたが、証拠写真に終わりました。

満潮時に再度挑戦できればと思いますが、何時まで居てくれることやら。

東京港野鳥公園(08/8/22)

日時:2008年8月22日(金) 13:20~16:00
市区町村名:東京都大田区
場所:東京港野鳥公園
天候:曇り
観察種
 カイツブリ
 カワウ
 ゴイサギ(1)
 ササゴイ(1)
 ダイサギ
 コサギ
 アオサギ
 カルガモ
 コチドリ(10+-)
 シロチドリ(3)
 メダイチドリ(1)
 シベリアオオハシシギ(1)
 アオアシシギ(5+-)
 キアシシギ(5+-)
 イソシギ(5+-)
 ソリハシシギ(30+)
 オグロシギ(2)
 オオソリハシシギ(10+-)
 ウミネコ(1)
 キジバト
 カワセミ(♂1)
 ツバメ
 イワツバメ
 ハクセキレイ
 オオヨシキリ
 スズメ
 ムクドリ
 ハシブトガラス
 (以上28種)

先週はメダイチドリが50羽程いましたが、今日は1羽だけ。
今日はソリハシシギが30羽以上。
シベリアオオハシシギは初見でした。

2008年8月20日 (水)

モンクロシャチホコ(シャチホコガ科)

ヤマハギの葉に何か白いものが付いています。
20080819monkuro良く見れば蛾のようです。 シャチホコガ科のモンクロシャチホコでした。

幼虫は秋にサクラなどのバラ科の樹に多量発生し、葉を食べつくす程の食害を起すそうです。



東高根森林公園
(2008.8.19)

2008年8月19日 (火)

ドクガに注意!

家の外壁に黄色い綺麗な蛾が一匹。
20080816dokuga図鑑で調べるとドクガ(毒蛾、ドクガ科)とのこと。触るとチョット厄介なことになるらしい。

ドクガの幼虫は、数百万本もの毒毛を持っていて、人の皮膚に付着すると酷い痒痛感を伴って赤く腫れるらしい。この毒毛が成虫にも残っているので、同じ症状を起すとのこと。もし触ってしまった場合は、セロハンテープなどで取り除くのが良いらしい。

基本的には知らない昆虫や植物には触らないようにしているが、森の中を歩いている時に、偶然触れてしまうことも。
先日は蜂の巣を刺激してしまったようで、Tシャツの上から1発刺されてしまった。幸いアシナガバチらしい蜂だったので、大事に至らなかったが、スズメバチだったら困ったことになっていたかも。

那須高原
(2008.8.16)

キアシシギ(シギ科、葛西臨海公園08/8/19)

汽水池(下の池)は満潮のため、干潟が出ていません。
20080819kiasiキアシシギが水面から出た小岩の上で、潮の引くのを辛抱強く(?)待っています。

葛西臨海公園(08/8/19)

日時:2008年8月19日(火) 9:30~11:20
市区町村名:東京都江戸川区
場所:葛西臨海公園
天候:晴れ・南風強し/満潮
観察種
 カイツブリ
 カワウ
 ダイサギ
 チュウサギ
 コサギ
 アオサギ
 マガモ?(1)
 カルガモ
 スズガモ
 コチドリ(10+-)
 キアシシギ(4)
 イソシギ(1)
 ホウロクシギ(1)
 オオセグロカモメ
 ウミネコ
 コアジサシ
 キジバト
 ヒヨドリ
 オオヨシキリ
 スズメ
 ムクドリ
 オナガ
 ハシブトガラス
 ドバト
 (以上27種)

海岸は、満潮の上、南風が強く、東なぎさの観察には厳しい状況。その為か、クロツラヘラサギを見ることが出来ず。
汽水池も干潟が出ておらず、シギチもほとんど見えず。

2008年8月14日 (木)

アオスジアゲハ(アゲハチョウ科)

いつもヒラヒラと飛んで、なかなか写真を撮らせてくれないアオスジアゲハ。20080812aosuji
この日は緑の葉の上に止まってくれました。産卵場所でも探しているのでしょうか?

表面は鮮やかな青色のスジが入っていますが、裏面も水色のスジと赤いポイントが入ってそれなりに綺麗です。

街中でも普通に見られる蝶ですが、東南アジアからオーストラリアまで、以外に分布の広い蝶です。


東京港野鳥公園
(2008.8.12)

2008年8月12日 (火)

コオバシギ(シギ科、三番瀬08/8/11)

帰りがけに干潟を見渡すと、砂浜の近くに胸の赤いシギが目に入りました。
20080811kooba嘴が短くて、胸が赤褐色なところからすると、コオバシギのようです。雨覆は、冬羽への換羽が進んでいるのか、マダラ模様になっています。

今年の春の渡りのときに何度か見ることができましたが、今期の秋の渡りでは初めて見ることが出来ました。

2008年8月11日 (月)

三番瀬(08/8/11)

日時:2008年8月11日(月) 10:00~13:30
市区町村名:千葉県船橋市
場所:三番瀬
天候:晴れ
観察種
 ハジロカイツブリ(3)
 カワウ
 ダイサギ
 コサギ
 アオサギ
 スズガモ(10+-)
 コチドリ(若2)
 シロチドリ(2)
 メダイチドリ(5)
 ムナグロ(1)
 ダイゼン(15)
 キョウジョシギ(3)
 トウネン(5+)
 ハマシギ(2)
 コオバシギ(1)
 オバシギ(2)
 キアシシギ(20+)
 ソリハシシギ(1)
 オオソリハシシギ(4)
 ユリカモメ(1)
 オオセグロカモメ(1)
 ウミネコ
 アジサシ(1)
 コアジサシ
 ツバメ
 ハクセキレイ
 セッカ
 スズメ
 ドバト
 (以上29種)

シギチの種類は増えてきたが、数はまだまだです。

2008年8月 8日 (金)

ベッコウハゴロモ(ハゴロモ科、東高根森林公園08/8/8)成虫

色んなことが重なったり、あまりの暑さに、なかなか鳥見に出か掛けられないこの頃ですが、今日は夕方少し涼しくなったころで久し振りに近所の公園に出かけました。

この時期、鳥はほとんど期待できません。昆虫は何かいるだろうと思って草むらを見ながら歩きましたが、昆虫もなかなか見つかりません。
それでも、帰りがけに少し変わった蛾を見つけました。
20080808bekkouいや最初は蛾だと思ったのですが。頭部の辺りが蛾っぽく無いのです。この顔はどこかで見たことがあるような・・・。

そう背中に針の様なゴミをのっけたハゴロモの幼虫の顔と同じです。べっ甲色のハゴロモ、ベッコウハゴロモでした。アミガサハゴロモの幼虫は見たことがあったのですが、ベッコウハゴロモ成虫を見たのは初めてでした。


今日は北京オリンピック開幕の日でした。

2008年8月 4日 (月)

干潟の宝石?

宝石とは少し言いすぎですが、干潟のあちこちに綺麗な貝殻が集まっている場所がありました。
20080804yadokari余りにも多いので、貝殻を踏まずには歩けない程です。

良く見ると、僅かずつですが全体がグニュ、グニュと動いているのです。貝殻から小さな脚が出て少しずつ移動しているようです。

その正体はヤドカリでした。貝殻は1cm程の小さいもので、10種類程の貝殻があるようです。すべての貝殻に1匹ずつヤドカリが入っているのでしょう。

ヤドカリの住宅事情は大変厳しいらしいです。多くの生物は、食糧の量がその生息数を決める大きな要因ですが、ヤドカリは空き貝殻の数が生息数を決定するそうです。住宅を見つけられずにシギチなどに食べられてしまったり、海のモズク、いやモクズになったヤドカリがいっぱいいるのでしょう。

三番瀬
(2008.8.4)

三番瀬(08/8/4)

日時:2008年8月4日(月) 10:30~13:00
市区町村名:千葉県船橋市
場所:三番瀬
天候:曇り
観察種
 ハジロカイツブリ(3)
 カワウ
 ダイサギ
 アオサギ(1)
 スズガモ(10+-)
 チョウゲンボウ(1)
 ミヤコドリ(11)
 シロチドリ
 メダイチドリ
 ダイゼン
 キョウジョシギ
 トウネン
 ハマシギ
 キアシシギ
 オオソリハシシギ
 オオセグロカモメ
 ウミネコ
 アジサシ
 コアジサシ
 ツバメ
 セッカ
 カワラヒワ
 スズメ
 ムクドリ
 ドバト
 (以上25種)

とにかく暑い一日でした。

2008年8月 2日 (土)

富士山五合目の昆虫達

富士山五合目は標高約2300mの高山ではあるが、山頂まではまだ1500mもある。丁度森林限界の標高であるが、こんなところにも昆虫はいます。
20080731kujaku模様の鮮やかなクジャクチョウ。オンタデ(※)の白い花から蜜を吸っているようです。北海道に多いチョウなので、本州では高山のような比較的寒いところがお気に入りなのでしょう。

クジャクチョウは初めて見ました。もう少し表をしっかり撮りたかったのですが、意外と警戒心が強く、人が近付くとアッと言う間に何処かに飛んでいってしまいます。
20080731akaシロバナシャクナゲの花で吸蜜するアカタテハ。 花は枯れかかっています。

ヤマハンノキの葉に居たハムシ。
20080731hamusiネットで調べましたが名前が判りません。
キクビアオハムシと教えて頂きました。08/8/11)


富士山五合目
(2008.7.31)


(※)オンタデはタデ科の多年草ですが、ネットで調べると「オンダテ」と言う名前が普通に使われているようです。写真を見る限り、同じ植物を指しているように思います。
単なる誤用やキーボードの打ち間違いであれば、これほど多くヒットしないと思います。どうなっているのでしょうか?

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