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アメリカヒドリは漢字で米国緋鳥と書くようです。英語ではAmerican Wigeon。
漢字で書いたらピンと来ませんが、ヒドリガモの近縁種です。北アメリカでは普通種ですが、日本には稀にやってきます。シーズン中に大抵どこかで見かけるので、さほど珍しくないのかもしれませんが、純粋種は少ないようです。
ヒドリガモと繁殖地が一部重なっているのか、交雑が普通に起きるとのこと。その為、日本にやってくる個体には、生粋のアメリカヒドリは少ないようです。この子は、頬のぶちぶちの斑点が純粋種に近いことを示していますが、はたしてどうでしょうか?
因みに、後ろのカモはアメリカヒドリのメスでは無く、ヒドリガモのメスの様です。
参考までに、こちらは今シーズンの三番瀬のアメリカヒドリ(2009.10.27)。
頬はブチブチの無い赤褐色なので、ヒドリガモとの交雑種の様です。 明らかに純粋種とは違いますね。
神奈川県
(2009.11.6)
那須御用邸の用地の一部が宮内庁から環境省に移管され、「那須の森」(仮称)として31日から期間限定で初めて一般公開されました。 面積は約560ヘクタールとのこと。広過ぎてピントきませんが、代々木公園の10倍強といったところでしょうか。
今回は抽選で選ばれた参加者を対象とした自然観察会です。全体では約12倍の倍率の抽選だったとことです。幸い2通応募した内、1通が当たり、3日午前の部に参加することができました。これで今年の運は使い果たしました。
ところが、この日は昨夜からの冷え込みのため、山はこの時期としては例年に無く早い積雪を見ました。出発地の標高約900m地点で5cm程の積雪です。
森に入ってしばらくは、ミズナラ、ブナを中心とした二次林です。戦前は放牧地だったとのことです。この辺りは多少傾斜があり、ゆっくりと下っていきます。
ミズナラなどの広葉樹が落葉した中、カエデ類はまだ葉を残し、美しい紅葉を見せていました。
ハウチワカエデの真っ赤な紅葉が青空に映えます。
他にウリハダカエデ、カジカエデ、イタヤカエデ、メグスリノキなどのカエデ科の樹木が多く見られます。
後半は、ジャリが敷かれた細い車道を歩きます。
雪が解け始めていますが、落ち葉に敷き詰められて、傾斜も緩く、気持ちの良い森林歩きができました。標高が下がり、次第にコナラやモミ、カラマツなどが混じってきます。
一般への本公開は2011年度中とのことでした。出来るだけ早く公開して欲しいものです。
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