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2010年7月27日 (火)

短足の極アジサシ

北極圏から南極圏まで、往復で8万Kmもの長い渡りをするというキョクアジサシが湘南の海に。日本は本来の渡りのルートから外れているようで、迷鳥とされています。仲間とはぐれてしまったのでしょうか?
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アジサシに良く似ていますが、とにかく足が短く、嘴とともに真っ赤です。尾羽は真っ白で、燕尾の様な細い羽が風切羽の先に出ます。少し羽が痛み、疲れているようにも見えました。

それでも時々いかにもアジサシらしい美しい飛翔が見られます。翼下面は真っ白ですが、初列風切の後縁は黒い線となって見えます。
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時折、ホバリングの後に海にダイビングして小魚を捕まえる様子も見られます。元気に渡りに復帰してくれたら良いのですが。

湘南
(2010.7.26)

2010年7月25日 (日)

親の顔が見てみたい

連日の猛暑、そんな日は高山に行けば、別世界です。富士山五合目は、18℃程で快適です。陽が陰れば寒い程です。

遊歩道沿いの森の中では、メボソムシクイ、ルリビタキ、ビンズイ、キクイタダキなどの声が聞こえてきます。そんな中、ヒー、ヒーと小さな声で鳴く幼鳥が木々の隙間から見えました。
20100721ruribi1
身体は白ブチ、可愛いヒタキ顔。幼鳥というより、巣立ち雛と呼んだ方が良いかもしれません。
これは誰でしょうか?


しばらく待つと、親がやって来ました。
20100721ruribi2
ルリビタキでした。 嘴には何匹かの虫をくわえています。
幼鳥は小さな嘴を目一杯広げて餌をねだります。


表富士新五合目
(2010.7.21)

2010年7月23日 (金)

頭の黒いオオジュリン

関東では冬鳥で、頭部が黒く成りかけると北国帰っていくので、頭の真っ黒なオオジュリンを見ることは難しいようです。
20100715oojurin
冬羽とは見違えるようですが、北海道では、オオジュリンといえば頭が黒いのが当たり前なのでしょうね。


霧多布岬
(2010.7.15)

2010年7月22日 (木)

林道好きのエゾライチョウ

林道をゆっくり進むと、聞いていた通り、林道を歩くエゾライチョウが現れました。
20100718ezoraichou
エゾライチョウは、何故か林道好きで、林道を歩く姿が良く見られるとのことでした。確かに林道沿いに草むらから出たり入ったりと、ゆっくりと歩いていました。

キジのメスに似ていますが、ずっと小さく、キジバトより少し大きいくらいです。実際、時々林道をキジバトが歩いていて、何度かだまされました。草むらの中には、雛が1羽居ました。しばらくして、親子共々森の中に消えていきました。


根室市
(2010.7.18)

2010年7月21日 (水)

東端のチシマウガラス

日本の東端(離島除く)で子育てをするチシマウガラスの夫婦です。巣には雛が1羽見えます。他に離れたところにもう1羽成鳥が居ました。
20100717ugarasu
チシマウガラスも数が減って、中々見ることの出来ない鳥の仲間入りをしていますが、今回は何とも見易い所に営巣したものです。観光客が大勢来ますが、黒い鳥には誰も興味は無いようです。それが良いのかもしれません。



(2010.7.17)

2010年7月20日 (火)

落石クルーズの鳥たち

落石ネイチャークルーズエトピリカ以外の鳥たちです。霧の中の出港でしたが、50m程までは何とか見えます。霧の晴れた所に行くと、急に鳥の数が減ります。写真は撮り難いですが、霧の中の方が鳥見に良いようです。

まずは、赤い嘴と白いヒゲのウトウです。数が多く、良く見かけますが、近付くと直ぐに潜水します。
20100716utou


嘴が特徴的なフルマカモメです。数は少ないですが、船が近付いてもどうどうと浮いていました。翼でも傷めていたのかもしれません。
20100716furuma

一番数の多かったハシボソミズナギドリです。数十羽ほどで群れていることが多いようです。船が近付くと、次々と飛び立ちます。
20100716hasiboso

目の回りの白い斑と赤い足が特徴のケイマフリです。水面を蹴りながら飛び立ちます。
20100716keimafuri

他に、ウミガラス、ハイイロヒレアシシギ、カンムリウミスズメ、オオセグロカモメなどでした。


落石ネイチャークルーズ
(2010.7.16)

2010年7月18日 (日)

初ピリカ

念願のエトピリカに出会えました。
20100716pirika
最初、船のそばを2度ほど飛んだのを、あれがエトピリカだと教えてもらいましたが、顔が白いことが分った程度で、はっきりとは確認出来ません。しかし、暫く進むと海面に浮いたエトピリカに遭遇、肉眼でもはっきりと確認できる距離でした。

揺れる船上から撮るのはなかなか難しいところですが、丁度水浴び(?)を始めたところで、じっくりと見ることが出来ました。
20100716pirika2
日本で繁殖するエトピリカは、以前に比べて極端に減ってきたようですが、沖合いの小島ではまだ繁殖が確認されているとのこと。 船に乗らずとも見られるくらいに増えてくれたら良いのですが。



落石ネイチャークルーズ
(2010.7.16)

2010年7月15日 (木)

悲しいニュウナイ親子

歩道脇のコンクリートの上に巣立ち雛が1羽。最初はスズメの子かと思いましたが・・・・
20100714nyuunai1


しばらくすると親がやって来ました。
20100714nyuunai2
ニュウナイスズメでした。運んできた餌は、小さな虫の様です。雛はピー、ピー鳴いて餌をねだります。親が居なくなると、ピー、ピーと鳴きながら親を探して歩き回ります。

巣立ちしたのか?まだ飛べないのに、巣から落ちてしまったのか?恐らく、落ちてからあまり時間は経っていないようでした。この後、大変残念なことが起こりました。一種の交通事故です。短い命でした。



尾瀬御池
(2010.7.14) 

2010年7月12日 (月)

赤とんぼ?

この時期、沢沿いや葦原などで、真っ赤なトンボを良く見かける。ショウジョウトンボである。
20100707shoujou
こんなに赤いのに、赤とんぼマニア?に言わせると、ショウジョウトンボは赤とんぼでは無いらしい。トンボ科アカネ属(日本ではアキアカネ、ノシメトンボなど21種類ほど)のトンボが赤とんぼで、アカネ属なら赤くなくても赤とんぼと言うことである。


生田緑地
(2010.7.7)

2010年7月 4日 (日)

地味なベニボタル

ベニボタル(ベニボタル科)と言うからもっと赤いのかと思ったら、意外と地味な色合いです。
20100704benibotaru
翅を少し開き気味に止まるのが特徴の一つです。地味な上に、名前にホタルとあるが夜になっても光らない。

体内に毒素があることを赤い色でアピールしているらしく、アカハネムシなどは毒も無いのにベニボタルに擬態しているらしい。
20100508akahane
このアカハネムシ(5月陣場山にて)の方がずっと鮮やかな色をしています。


話はかわるが、先日のレンカクは、残念ながら2日後くらいに猛禽に襲われてしまったらしい。


那須高原
(2010.7.4)

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