ゲホウグモ♀
園路の鉄柵にゴミのような物が不自然にぶら下がっていました。
目やほっぺの膨らみなど、仮面の様にも見えます。最初は、木の枝の切れ端か、何かの種かと思いましたが、よく見ると脚の様なものが見えます。
棒切れで少し突くと、脚が出てきました。
やはりクモでした。図鑑で調べると、コガネグモ科のゲホウグモのようです。ゲホウは、仏教用語で髑髏(ドクロ)を表す「外法頭(げほうがしら)」から来ているようです。腹部の模様が髑髏に見えたのでしょう。
夕方に網を張り、明け方には取り壊し、日中は樹のコブに擬態してジットしています。その為、見つけるのはかなり難しい様です。今回のように鉄柵では、残念ながら擬態にはなりませんね。擬態する場所を探しているうちに、夜が明けてしまったのでしょうか?
東高根森林公園
(2011.6.23)
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