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日中、池の方からウ~、ウ~と鳴き声が聞こえていたので、ウシガエルが居ると分っていました。しかし、日が暮れてから園内を歩いていると、足元に巨大な物体が。ビックリしてライトで照らすと、この巨体が浮かびました。
全長は15cmほどもあると思います。人が近付いても、まったく動じる様子がありません。目の後ろの大きな鼓膜が目立ちます。
北米大陸東部の原産で、1900年代の初頭に食用として輸入されたものが、その後逃げ出したり、需要が無くなり捨てられたりして、日本に定着した様です。現在は特定外来生物に指定され、捕獲も、飼育個体を放すことも、流通させることも違法とされ、懲役刑もある罰則が科されます。家に連れて帰るのは止めましょう。でも、どうやって減らすのでしょうか?
秋ヶ瀬公園
(2012.7.16)
大きなイオウイロハシリグモを黒いハチが引きずっていきます。
黒いハチの方はオオモンクロベッコウというベッコウバチ科のハチです。ベッコウバチは別名クモバチとも呼ばれ、クモを専門に狩をするハチとして有名です。オオモンクロベッコウは、自分の何倍かはあろうかというクモを、どうやって捕まえたのでしょうか?
クモは全く動かず、まるで死んでいるかのようですが、実は毒が注入されて、麻痺しているのです。この後、クモにとっては過酷な人生(蜘蛛生)が待っています。
クモは生きたまま地中の巣まで運ばれ、ベッコウバチはクモの体に卵を産みます。そして、生きたままのクモの体の中でベッコウバチの卵は孵化し、幼虫はクモの体を中から食べながら育ちます。
東高根森林公園
(2012.7.13)
イノコヅチの葉の上にいたカメノコハムシ。1cmにも満たない小さなハムシですが、透明なカメノコハムシは独特の存在感がありますね。
ジンガサでもイチモンジでも無いなと、ネットでの写真同定に持ち込みました。
最初、ネットの図鑑でヒメカメノコハムシと同定しましたが、どうも怪しい空気が。
さらに良く調べると、ヒメカメノコハムシは、つい最近、ヒメカメノコハムシとイノコヅチカメノコハムシと、2種に別けられたらしい。その為、図鑑などではまだ混乱がみられる様です。図鑑を100%信じるのも危ないということですね。
ヒメカメノコハムシのホスト(食草)は、アカザ科の植物、イノコヅチカメノコハムシは名前の通りイノコヅチ。写真の子はイノコヅチの葉の上にいたので、イノコヅチに間違いなさそうです。
秋ヶ瀬公園
(2012.7.5)
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