山道を歩いていると、不思議な形の昆虫がのこのこと歩いていました。
ツチハンミョウ♀のようです。この雌は、お腹が膨れていて、卵が詰まっているようです。雄は触角の途中がハート型になっているそうです。
翅は退化して非常に小さく、まったく役にたちそうにありません。つまり飛んで逃げることができません。その代わりでしょうか、いじめると、脚の関節から黄色い毒汁を出すそうで、要注意です。
ツチハンミョウは、ハンミョウと名が付いていますが、ハンミョウ科ではなく、ツチハンミョウ科という別の科に分類されています。そして、ツチハンミョウの幼虫は、ハナバチの卵に寄生して成長するという、まったくもって不思議な習性をもっているようです。
高尾山
(2010.5.15)
大きなホオの葉の真ん中に居ました。
美しい緑色光沢の身体に10個の黒斑のあるカミキリムシでした。
ネットで調べてみました。最初はヤツボシカミキリムシかと思いましたが、どうもニセヤツボシカミキリムシというのも居て、この世界は少々ややこしいようです。
ヤツボシとニセヤツボシの違いは、胸部の左右側面に黒い班があるか、無いかで区別するようです。黒い斑があれば、ニセヤツボシということになります。
この写真では、わずかに胸部の側面に黒い斑が見えるようです。従って、ニセヤツボシと思われます。ネットで見たニセヤツボシは、皆くすんだ色をしていましたが、この個体は実に鮮やかな色をしていました。別の種類でしょうか?
⇒ dx-9さんからフチグロヤツボシカミキリではとのアドバイスをいただきました。
ネットで調べると、まさにその通りのようです。
この写真でも両脇の黒いところが見て取れますし、ホオノキが食草とのこと。(2013.4.11)
高尾山
(2010.5.15)
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